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『ITは、経営戦略(What)が決定したらそれを実現していく戦術(How to)である。』と『第1ステージ・経営戦略診断プログラム』では言いました。
ここでは、その戦術であるITが経営戦略にとってどれほど価値があるのか、経営者からすれば、どの分野からIT化を進めれば価値があるのかを表す図として『IT戦略価値』を考えてみます。
下図では、ポジショニングの図と同様に4つの局面にわかれています。
それぞれの局面の内容としては、 『効率アップ』、 『効果アップ』、『価値シェアアップ』、『顧客シェアアップ』となっています。
ではそれぞれの内容をご説明いたします。
1.効率アップ局面 |
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主として手作業からの機械化を目的とする局面です。特に基幹勘定系の情報化をおこない手作業からの効率を大幅にアップさせることを目的とした内容です。
従来、手作業で行っていた大量の伝票、帳票作成などコンピュータを利用してより早く、より正確に効率アップを狙った情報化です。
しかし、大量の伝票やデータなどない小規模事業所では敬遠されがちな情報化領域です。
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2.効果アップ局面 |
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効率アップが手作業からの機械化とすれば、効果アップの情報化とは『ITがなければできない効果アップ』と言ってもいいでしょうか。
グループウェアソフト等を利用して、各支店も含めた情報共有をしたり、CADソフトを利用して図面書きから直接機械加工(CAM)データを作成したりと短時間に最大効果を上げる情報化領域がこの分野です。
電子メールを利用してお客様や取引先との伝票や図面、契約書などを添付して時間と空間を超越した電子商取引を行うなど、これからの企業には必須となる主として情報系、技術系の情報化分野です。
『パソコンは、電話と同様コミュニケーションツールだ。』ということをお忘れなく。そのためには、自社内にネットワーク基盤を構築しておく必要があります。
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3.価値シェアアップ局面 |
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経営戦略を検討するときに、貴社の商品・サービス軸とお客様軸でどのポジショニングにいるかによって、重点をおく戦略が異なってくることを『経営戦略診断プログラム』でご説明しました。
ここでの重点は、お客様を増やすためにインターネットを利用したWebマーケティングの導入や、売上数量アップのための営業支援システム(SFA)、電子地図情報システムを導入するなどの情報化を示します。
貴社の商品・サービス(総称して価値)のシェア拡大を狙って行う情報化がこの領域になります。インターネットを利用した拡大路線で、飛躍的に価値シェアアップを狙うこともこの分野の情報化戦略です。
主としてマーケティング、営業系情報化局面であると同時に、社外向け攻めのシステムと言えるものです。
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4.顧客シェアアップ局面 |
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『経営戦略診断プログラム』で第3、4象限(特定のお客様に価値を提供している)に診断された企業が、特定顧客への販売シェアを増加させるために、ITを利用して顧客や会員の囲い込みを狙う情報化戦略が顧客シェアアップです。
主としてお客様へのサービスや、満足度向上をITを利用して対応していくと同時に、これもまた社外向け攻めのシステムと呼んでもいいでしょう。
営業やサービスなどのお客様と接する部分での情報化を徹底し、購買履歴やお問い合わせ内容、要望やクレームなどITを利用して顧客サービスを向上させたり、優良顧客や特定顧客と一般顧客などの差別化も図ります。顧客データベース作りや電話がかかると同時にお客様の顔が見えるCTIシステムやCRMシステムなどの顧客との関係を良好に保つための情報化戦略がこの領域です。
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以上がIT戦略価値の四つの局面です。
どの局面を最重点として貴社の情報化を考えていくか、その成功価値はどのくらいなのか。いくらまでなら情報化投資できるのかなどを考えて取り組む必要があります。
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