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ITの哲学

企業活動の原点にコミュニケーション
IT[Information Technology:情報技術]は、どのように捕らえれば分かりやすいのでしょうか。それは、ITがなかった昔を考えてみます。
多くの人がビジネスを行うために、同じ場所の同じ時間に《市》が立ちました。そこでコミュニケーションをとって商売が成立していたのです。自分と他者との間に言葉があり、コミュニケーションがある状態。これがビジネスで儲けが出る状態なのです。
『儲け』と言う漢字をよく見ると自分(人)と他者(者)の間に言葉(言)があります。
まさにコミュニケーションと『儲け』は、同義語であることが分かります。貴社とお客様、あるいは取引先や金融機関、そして社内組織間のコミュニケーションをうまくとることがビジネスの基本です。その結果、企業の利益にも繋がってくるのです。さらに、『儲け』と言う字は『信者』とも読めます。お客様を貴社の信者にすることも儲けに繋がる大きな要素なのです。
ITは《間》の技術
さて、ITがない時代には同じ時間に同じ場所に集う必要がビジネスには不可欠でした。しかし、これからの時代にはこのITがコミュニケーション問題を画期的に解決してくれるのです。
このイラストをよく見ると、『だれでも、いつでも、どこでも』、『人間、時間、空間』、『Anyone,Anytime,Anywhere』を表していることが分かります。
ITは、『間(あいだ、ま)』の技術と言えるのです。
『間』は、英語で『inter』または『media』と言えます。人と間の関係は、『interface』。データのやり取りが、『interchange』。流通するデジタルデータが、『multimedia』。そして、網の目のように繋がった状態が、『internet』と言えるのです。
社内メンバーとの『間』、お客様との『間』、取引先との『間』そして、社会との『間』。企業の社内外を問わずコミュニケーション(儲け)に繋がる『間』を受け持つのがITと言えます。
この『間』が悪かったり、『間』がないと曰く、間が悪く、間抜けな間違いの多い儲けの出ないビジネスになってしまうのです。
『間』はタイミングです。「情報」は正確性よりスピードであり、タイミングが重要です。情報に比べて「データ」は事実であり正確性が重要となります。ビジネスにおける「データ」と「情報」の違いは大いに意識してほしいところです。
繋がっているものがインフラ
企業内、企業間を問わず理想的な姿のコミュニケーションインフラは、今のインターネットや社内ネットワークに代表されるネットワークで繋がっている事が大切です。
インフラの定義は、『繋がっている』状態です。インフラと呼ばれる、鉄道、道路、電話、水道、電気など基幹施設はすべて繋がっているのです。
これからは、社会、ビジネス、市場などすべてがインターネットを通じてインフラ形成がされていきます。電話やFAXなどのコミュニケーションツールがないとビジネスができないように、これからは、コミュニケーションインフラに繋がっていないとビジネスができなくなる可能性を示唆しているのが『間』の重要性を表したイラストと言えます。
そして『繋がっている』ことで、時間や空間をあたかもゼロにするようなインフラがITにより可能になってきたのです。

ITの哲学
最終更新日:2004年11月18日 16:28:02